2005年10月31日

変な人が書いた成功法則

変な人が書いた成功法則
4062567326斎藤 一人

講談社 2003-04
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 この本は、斎藤一人氏の最初の著作らしい。斎藤一人氏については、以前にも書いたので、ここでは述べず、この本で一番印象に残っている箇所についてのみ、記すことにする。

 一番印象に残っている箇所は、斎藤一人氏が「土地を買わない理由」である。

 ちょっと想像してもらいたい。日本で一番税金を納めている大金持ちが土地を買わない。・・・何か変な気がするのではないだろうか。普通、金持ちというのは土地を持っているのではないか? どうしてだろう。値下がりすることを予測したのだろうか? それとも何か事業を行う上での、都合なのだろうか?

 その理由について、斎藤氏は(死んだら財産はあの世に持っていけない、と書いた後、)以下のように記述している。

 それに、私には土地を買うということの意味がわかりません。
 土地の上には空がついています。どうして、その空までも売買できるのか・・・。意味がわからないものにお金を使いたくないのです。

 この本の中で、この一節、この一節だけが、本当に意味がわからない。斎藤氏の疑問の意味もよくわからないし、当然答えもよくわからない。だからこそ、一番印象に残っている。そして私が一番、気に入っている箇所である。なぜだかわからないが、読むと楽しくなる。

 ちなみにこのあと斎藤氏は、「土地を買うぐらいなら宝石を買ったほうがいい」と続ける。その理由も、何回読んでも、楽しくなってしまう。その答えも是非、想像してみてほしい。

現在の純資産総額:21,421,596円
30億円まであと:2,978,578,404円

2005年10月30日

新版 年収300万円時代を生き抜く経済学

新版 年収300万円時代を生き抜く経済学
4334783554森永 卓郎

光文社 2005-05-10
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 この本は、ベストセラーである「年収300万円時代を生き抜く経済学」と、その続編を再編集・文庫化したものだ。

 私は、上記の本を読むことを敬遠していた。理由は、著者・森永卓郎氏のものの考え方があまり好きではなかったこと、それから「年収300万円」なんて縁起が悪いと思っていたこと、である。

 前者の理由については、ここでは詳しくは述べない。ただ、最近はなんとなく彼の言うことが抵抗無く受け止められるようになってきた。無論諸手を挙げて賛成と言うことではないのだが、少なくとも嫌いではなくなってきた。
 そして後者の理由、すなわち「年収300万円」に対して縁起が悪いと思っていたという話であるが、最近、「縁起が悪い」と思うこと自体に、意味が無いと気づいた。この言葉を自分から遠ざけようが遠ざけまいが、私が30億円貯めると言う事実は変わらないのだ。

 むしろ、自分では興味を持っているのにもかかわらず、あえて読まないでいる本があるというのはおかしいのではないか。そんなようなことを「読みたくない本」という記事に書いた。その後すぐに、書店で文庫版を見つけた。すぐに買った。

 さて、内容である。現在および将来の日本の社会情勢に関する記述については、納得できるものがある。簡単に言えば二極化が進むということなのだが、その背景について親切に分かりやすく書かれている。
 またこの本の主題は、そういう社会情勢の中でどう生きるか、ということである。その答えとして、年収300万円で豊かに生きる心構えと方法が書かれている。それについても納得性が高く、なるほどベストセラーになるのもうなずける内容である。

 ただ、私はこの本に書かれているような生き方はしない。無論、年収300万円の対極にある「ビジネスエリート」として記述されているような生き方もしない。森永氏の予測する社会が来るのが間違いないのなら、私はその流れに逆らわずに、むしろ助けてもらいながら、30億円を貯めようと思う。

 余談だが、森永卓郎氏はブログも書いているようだ。→「つながるモリタクBLOG」。そこで目に付いた彼の新著書、「萌え経済学」。・・・さすが、日経BizPlusメイド喫茶について熱く語っているだけのことはある。

現在の純資産総額:21,278,530円
30億円まであと:2,978,721,470円

2005年10月27日

図書館民営化論

 数ヶ月前から、図書館に通うことを覚えた。

 家の近くにあるのだが、以前は全く利用していなかった。ちょっと暇つぶしに訪れて利用し始めてからは、あまりの便利さとお得さに感激し、毎週のように通い、本を借りている。
 読みたかった本がタダでほぼ幾らでも借りられる。すばらしい行政サービスである。

 だが、一方でちょっと不満に思うことがある。新しく出版された話題の本などは、貸出予約の数が物凄いことになっていて、借りるまでに相当時間がかかる。これだけニーズがあるのなら、話題の本は多めに仕入れ、人気が無くなったら転売でもすればいいのではと思うのだが、そういうわけにはいかないのだろうか。

 また先日、友人と図書館の話をしていていて、こんなことを聞いた。

「図書館で借りた本は、返すのを忘れたり、面倒くさくなって、つい延滞してしまう。レンタルビデオだったら延滞料金がかかるから必ず返すんだけど。」

 私はふと考えた。私が利用しているこの行政サービスにかかる費用は、当然地域住民の税金でもって賄われているはずだ。だが、中には税金を払いながら図書館など全く利用しない、という人もいるだろう。私もつい数ヶ月前まではそうだった。これは不公平ではないだろうか?
 また一方で、実質ペナルティが無いことから「期限通りに返さない」というモラルハザードが起こる。結果、次に借りたい人が借りられないといったことも当然あるだろう。
 話題の新刊本については、「借りたい」というニーズがあるのに、それを満たそうという努力が運営側から感じられない。タダなんだからしばらく待て、と言わんばかりの、非常に画一的なサービスではないだろうか。そもそも、どんな本を仕入れるのか、どうやって決めているのだろう? アンケート等は取っていると思うが、それだけで全て決まっているとは思えない。ニーズ調査はきちんとなされているのだろうか?

 ここまで考えて、ふと思った。図書館は民営化した方がいいのではないか? これは、暴論だろうか。もちろん現在タダで利用している人は、お金がかかるようになるのだから反対するだろうと思う。が、その分多少は税金が安くなるはずだし、より公平性が保たれる。普段利用していない人は、当然ウェルカムだろう。

 もっとも、補助金など全く無しでは、商売としてやっていけないかな。そんなことをつらつらと考えながら、昨日は一ヶ月ぶりぐらいにAmazon(アマゾン)で本を買った。計6冊。それと、会社帰りに書店で2冊買った。しばらく図書館には行かないと思う。

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図書館民営化論とリバタリアニズム

現在の純資産総額:21,022,015円
30億円まであと:2,978,977,985円

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2005年10月05日

読みたくない本

 いわゆる願望実現や成功法則の本を読んでいて、ふと気づいたことがある。無意識のうちに、自分にとって耳触りの良い本、読んでいて心地よい本、自分の考えを補強してくれるような本、自分の疑問に対して「やっぱり最初に思った通りでいいんだ!」という確信を与えてくれるような本、そういう本だけを選別してしまっているのではないだろうか。

 私は現在、何冊か(何十冊か?)の本を読んでいて、自分の考えが固まってきたところ、だと思う。だが逆に、考えに反するような本、疑問に対して逆の答えを与えるような本に対して、ちょっと手に取っただけで「これは自分の考えと違うので読んでも意味が無い」「この作者は○○がわかっていない」というような決めつけをしがちになっている気がする。

 これでは、読書が単なる娯楽、自慰行為になってしまう。娯楽は娯楽で必要なのだが、読書によって知識が増えているような気がして実は増えていない、という事態は望ましくない。
 自分に合った考え方を見つけ、その考え方が固まって行くのは良いことなのだが、知識獲得の上での弊害とならないよう、気をつけよう。


現在の純資産総額:21,176,648円
30億円まであと:2,978,823,352円
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