2007年03月02日

渋谷ではたらく社長の告白

渋谷ではたらく社長の告白
渋谷ではたらく社長の告白藤田 晋

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先日図書館に行ったとき、棚にあるのが目に付いたので借りてみた。発売当初書店に平積みにされているのを見て興味を持っていたのだが、結局読まずじまいだったのだ。

図書館で借りたその夜、眠る直前に、少しのつもりで読み始めたら止まらなくなってしまった。結局一、二時間程度で一気に読了してしまった。率直に言って非常に面白かった。

起業当初のエピソードは、会社経営というものががこんなに行き当たりばったりで良いのか、という感想を抱かせる。サイバーエージェントの成功を呼び寄せたものは、単なる幸運なのではないか、と思えてしまう。

では、なぜ彼の会社に幸運が訪れたのか? それは私にはわからない。しかし、彼のベンチャービジネスに賭ける信念や理念というものをその原因とする見方も、確かにあると思う。

面白いと思った点。

社員が週110時間働くことを目標にしていたという記述がある。

「週110時間ということは、9時に出社するだろ、そして深夜2時まで仕事する。それを平日5日間。あとは土日に12時間ずつ働くと110時間だ」(引用者注:実際には109時間。)

私が今までに読んできた、成功した起業者のエピソードには、長時間労働が当たり前のように出てくる。彼もそれを実践していた。

ただ、単に長時間働けばいいと考えていたわけではない。

始めたばかりの会社は取引もまだ少なく、はっきり言って、意外とやることが無くて暇なのです。ところが、長時間働くことが決まっているので、あまった時間に顧客見込みリストを作成したり、新規事業プランコンテストを行ったり、苦手な技術や経理に関する勉強をすることになります。
それらをすべてこなしているうちに、業績が伸び、新規事業が生まれ、やがて時間を決めなくても本当に忙しくなっていったのです。

そしてまた、長時間働く習慣ができているからこそ、本当に忙しくなったときにも対応できたのではないかと思う。

幸運も確かにあっただろう。だが仮にサイバーエージェントが駄目になっていたとしても、藤田氏はまた別のビジネスを立ち上げ、いつかは同じように会社を大きく成長させていたことは間違いないと思う。



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